予備校選びと活用法
こんばんは、結城りくです。
今日は予備校の授業の取り方について私の失敗を交えて伝えたいと思います。
まずは予備校のメリットとデメリットです
予備校のメリットは
-
学校より進んだ授業
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苦手な単元のみとることができる
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自習環境(自習室)
-
受験情報の入手
などが挙げられます。
デメリットは
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拘束時間
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授業料
-
授業を受けて満足してしまう
などが挙げられます。
結論から言ってしまうと
-
どこの医学部に行きたいか
-
今自分がどの程度の偏差値か
-
通っている高校は進学校か
などで予備校に行くか決めるべきだと考えています。
もちろん浪人生は予備校に通うのが一番だと思います。
そして
自分の学力に見合う勉強をしてください
なぜなら(ここから私事が入ります)
私の地元は私立より公立高校の方が偏差値が高い県で設備の綺麗さから地区で2番目に偏差値の高い高校に入学しました。
そして高校入学前に学校から課題を出されていたのですが受験で完全に燃え尽きていて受験を終えたのにもう勉強始めるなんてできないと課題を疎かにしました。
その課題を元に授業が進むことを知らずに...
結局高校の授業は3年間ずっと寝て過ごし高校3年生当時の偏差値はほとんどの教科で偏差値50を叩き出しました。
医学部に行きたいと先生に進路相談した時には医学部受験を失敗して焼身自殺した先生の同級生の話もされ医学部受験を諦めるように言われました。😅
聞く耳を持たなかった私は、当時、学校の勉強やテストなんて所詮学校内のものだからそんなことよりセンター試験や2次試験のための勉強をしようと遅れを取り戻したい焦りと浪人すればいいやと言う楽観的視点で授業中でも構わず青チャートや問題集を解いていました。
結果、現役当時のセンター試験の得点率は59%でした。
浪人生は医学部専門のところでやろうと実家から1時間以上かかる河合塾の医学部専門コースを選びました。
しかし学校で基礎も十分身についていない当時の私の身につくものは焦りのみでした。
夏期講習は有名講師の授業をとりましたが身につきません。基礎が身についていないのですから当然です。
長くなりましたが
ある程度の偏差値の高校に通っていれば医学部受験に必要な最低限の基礎は高校で身につきます。しかしそれを疎かにし身の丈に合わない勉強は
時間の無駄!
です。
医学部入学のために必要な勉強は学校で教えられる程度の基礎にしかないのです。
そして医学部への勉強に一段飛ばしはありません。
これを踏まえて
どこの医学部に行きたいか行けそうか
→数学が難しい医学部なら基礎を固めた上で予備校ので数学の授業を選ぶ
今の自分の学力はどの程度か
→低ければ学校の勉強で基礎を固め、十分理解が追いついているなら予備校で医学部向けの授業を受ける。
通っている学校が進学校かどうか
→基礎ができているな予備校へ、苦手があればまず学校の先生に質問する 進学校でないなら学校の勉強はできて当然。それよりすこしレベルの高い授業を予備校で受ける
を考えて予備校を活用するのが一番無駄のない医学部への道の歩み方だと考えています。
みなさんが現在無理やり難しい問題を解いたり、有名講師のネームバリューに惑わされてないことを願っています。
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医学部に入学するために必要なこと知っていますか?②
続きになりますのでまだ↓の記事を読んでない方はそちらを先にお読みください
yukiriku.hatenablog.com
長くなってしまいすみません。
えっと次は情報力ですね。
これはどこの大学を受験すれば一番合格しやすいかの情報を手に入れる必要がある
と言うことです。
最近話題になっている某東京私立医大で女子受験生の点数が下げられていて問題になりましたが....
医学部生からしたら
「は?医学部受験する奴はみんな知ってけど?」
ってことです。
話題になっていませんが多浪生に大幅減点を課す某塾医学部もありますよ?
女子学生なら女子学生に優しい医学部はどこか。
自分で調べて受験しなくてはいけないと言うことです。
ちなみに国公立も同じように年齢で点数が変動することがあると聞きます。
と言うか国公立の方が顕著かもしれません。
税金で学費を賄っているので....あくまで噂ですが....
あっ 学力極振りの天才なら力でねじ伏せましょう笑
最後に運ですね。実は私はこの運に一番助けられました。
私ごとですが私が最後に受けたセンター試験の結果はなんと
驚異の70%!!!!!
正直、センター当日の夜は自己採点した後泣きました😢 号泣です!!!!!
おれの4年間はなんだったんだと。
親にもいい加減やめろと言われていたところでした。
結局とりあえず受けるだけ受けろと父に言われた近くの私立大学を受験しました。
私立なんて通うつもりもお金もなかったので過去問なんて1年分も解いてませんでした。😅
なのでセンター試験で泣いた次の日に大学のホームページに掲載されていた前年度の問題を1年分解くだけで試験を受けてみました。
試験当日
問題を解き始めてみると数学は解いたことのある問題で2、3回は見直すことができ、
時間があまりすぎたので確率は一つずつ全通りを並べて行きました。
苦手な英語では長文はなんか哲学的な文章だなー(ほげぇ〜)
となりつつ英単語はまさかのつい最近単語帳で確認した英単語ばかりじゃないか!
これ単語帳でやったところだぁ🤤(進◯ゼミ)
ちなみに化学物理に関しては例年通りの問題でした。
結局一次試験を4年間で初めて通過し2次試験で
「最近理不尽に思った出来事はありますか」
と聞かれ
「女性専車両が理不尽だと思います」
とアホな回答をしつつ面接を終え、
合格を待ちました。
結果
補欠合格!!!
恥ずかしながら補欠順位を待つという状態でしたが例年通りならこの番号なら合格は
回ってくるはずだろーと楽観視していました。
しかし例年以上に回らない...当時、手に職をと多くの学生が医学部を受験していた背景から国公立医学部は学力に自信のある学生の多くが合格をもぎ取って行き国公立落ちで私立正規合格を手にしていた人たちが正規合格を手離さなかったことが原因じゃないかと考えられます。
結局3月末になりもう無理かなーと考えていたところ大学から電話がかかってきて
「入学しますか?」
と聞かれたので
即、「お願いします」
と答えましたがいたずらかと思いもう一度大学に電話をかけて確認しました笑
私事をつらつらと長文で書きましたが大学入試問題との相性やちょうど学費を払える状況だったこともあり今現在私は医学部に通えています。
これが小さいですが大きなそしてあまり頼るべきではない運の力です。
最後の運はほぼ蛇足ですが医学部受験では
学力以外にも戦略を立てつつ受験に臨むことが大切です。
そしてこれら必要なものを総括して
最後まで諦めない気持ちを持ち続けること
を忘れないでください。
両親には医師になったら精一杯の親孝行をします。
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医学部に入学するために必要なこと知っていますか?①
皆さんは医学部に入学するために必要なことは何だかご存知でしょうか。
そんなもの学力に決まっているだろ!と仰る方...
正解です!笑
ですが実際に必要なものはそれだけではありません。(私の経験上の話になりますが)
- 学力
- 財力
- 医学に対する意欲
- 情報力
- 運(笑)
医学部へ入学するために必要なものを簡単に表すとこんな順番で並べることができます。もし他にもこれは必要だろってことがあれば教えてください。
まずは言わずもがな学力は圧倒的一位です。これが足りなくては話になりません。
勉強法については今後テーマにできたらと考えていますのでそれまでお待ちください。
しかし2番目の財力。
これがなかなか世知辛いですが理想で飯は食えないように夢に燃える受験生に現実を突きつけてきます。😭
おそらくここで医学部受験を諦めてしまっている受験生もいるかもしれません。
「医学部に入りたい? うちにそんな金あるわけないだろ!」
と親御さんに一蹴されてしまうこともあるでしょう。
しかし皆さんは医学部の授業料が年にいくらかご存知でしょうか。
検索していただければお分かりになりますが私立で年間約500〜600万円
国公立が年間約60万になります。
まぁこんなことは既に知っていらっしゃる方が大半ですよね。笑
ですが少なくともだれにでも医学部の門戸は開かれていることは念頭に置いておいてください。
兎角言う私もかつて親に「私立に行かせる金はない!」と言われました。😓
結果的に現在私立の医学部へ通っているのですが...
費用を抑えるなら国公立に行けるのが最善です。しかしできれば私立でも国公立でもできるだけ早く入学することをお勧めします。
なぜか....
生涯年収が数千万単位で変わるからです笑
正直言って医学部の授業料は医者になれば余裕で全額さらにいくらか上乗せして親御さんに返済できます。病院実習でお話しさせていただく先生方誰に聞いても同じような答えが返ってきます。
ですので、できるだけ早く医学部に入学して若い脳みそでスポンジのように知識を吸収して、有り余る体力を活かして大学生活を楽しんでもらいたいです。(バイトをして交遊費を稼ぐのも楽しいですよ😆)
次に医学に対する意欲に関してですが
「皆さんはどうして医師を志しているのでしょうか」
この質問は医学部を受験する場合ほぼ必ず面接で聞かれるので動機はきちんと話せるようにしておけるといいです。
しかし私が言いたいのは志望動機を固めろ!と言うことではなく
6年間医学を勉強し続けることに苦痛を感じないかどうか考えていますか?と言うことです。
最近は減少しているかと思いますが一昔前は就職氷河期で手に職をと学力極振りの学生が医学部へ進学していました。
しかし頭のいい学生は医学部に入るよりもっと別の分野で活躍できる素質を持っているはずです。
本当に頭のいい人で医学に興味のない人は絶対に医学部に飽きます笑。
雑な言い方になりますが医学部の勉強は完全に暗記です。
理系ですが勉強法はむしろ文系に近いのではないでしょうか。
数学や物理なんかほとんど使いません。
統計はPCが計算してくれます。
そんな分野でモチベーションを保てるかどうかを一度考えてみてください。
入学当時は学年順位1桁だった同級生が何人も留年していくのをみてきました。
絶対に4浪の私より頭がいいはずの人が
...です。
ちなみにモチベーションはお金を稼ぎたい!とか俗的なことでもいいです。笑
そんな俗的な考え方をしていても実際に医療の現場に関わると人のために直接貢献できる医師の素晴らしさを感じるので笑
....と言うか感じないとめちゃくちゃ辛いです笑
長くなったので次へ続きます すみません...🙇
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ブログ始めました
初めまして。 結城りくと申します。
高校卒業後、4年の月日を費やしようやく医学部に入学することができたのが2013年の4
月でしたので高校卒業から約10年が過ぎました。10年前あなたは何をしていましたか?
そしてあなたにとって10年は長かったでしょうか?短かったでしょうか。私にとっては
とても短く(今振り返るとですが...笑)感じました。
そんな10年間の振り返りや私の体験を交えてこれから医師の道を進みたいと考えている
後輩や医学部の情報を知りたいと考えている親御さんたちに伝えられることがあればな
ぁと思いブログを始めてみました。
国試勉強の息抜きのブログですので日記のようになると思いますが少しでも参考になれ
ば嬉しいです😊
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